【熊事件】北海道福島町大千軒岳でヒグマに襲われ死亡!消防団員との死闘!

【熊事件】北海道福島町千軒でヒグマに襲われ死亡!消防団員との死闘!
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この記事では次の内容についてお伝えしていきます。

  • 北海道福島町千軒でヒグマに襲われ死亡
  • 消防団員とヒグマの死闘
目次

北海道福島町大千軒岳で大学生がヒグマに襲われ死亡

2023年11月2日、北海道福島町の「大千軒岳(だいせんげんだけ)」で、函館市内の北海道大学4年生だった「屋名池奏人(22歳)」さんの死骸が発見されました。この「大千軒岳の熊事件」は、後に消防団員とヒグマとの格闘激から、大きな話題を呼ぶことになります。

10月29日、北大生(当時22歳)の男性は一人で「大千軒岳」に入山し、その後、31日に登山に訪れた地元消防団員によって、標高550mほどの沢で「遺体」で発見されました。この事件は、後述する彼ら「地元消防団員」による「ヒグマとの格闘劇」から、偶然にも遺体が発見されることとなり、同時にこの「ヒグマ」との決着も迎えることとなります。

死亡した状態で発見された加害個体である「ヒグマ」の胃の中からは、大学生の体の一部が発見されました。11月24日、松前署が熊の胃の内容物からDNA型鑑定した結果、死骸付近で発見された男性のDNA型と一致します。このことから、被害者男性は登山の最中に熊に襲われ、無残にも食べられてしまったということが判明しました。

それでは、ここからは地元消防団員が、同個体である「ヒグマ」に襲われ、激しいし死闘が繰り広げられるエピソードについてご紹介していきます。

北海道福島町「大千軒岳」での消防団員とヒグマの死闘

函館市の南西にそびえる標高1072m「大千軒岳」登山を地元消防団士の3人が計画します。その登山の目的は「将来の救助活動に備えた(大千軒岳)ルートの下見、登山の経験を積む」というものでした。とても、勉強熱心で意識高い系の仲良し3人組の消防士チームがこうして結成されます。

大千軒岳は、「総距離11.7km」、「累積標高1000m」、一般登山者で7時間程度の登山となります。

大千軒岳の登山計画

消防団員の3人の計画は、標高233mの奥二股登山口より入山し、途中にある沢を渡りながら徐々に標高を上げ、金山番所の十字架を通過。そのまま標高966mの十字架がある千軒平まで一気に登っていき、そこからは、稜線をつたって標高1071mの山頂へと登り、大千軒岳を登頂。その後、一行は同じ道を通って下山するという計画でした。

稜線(りょうせん)とは

山の尾根のこと。山の頂上と頂上を結ぶ道のこと。

なお、大千軒岳は隠れキリシタン106人が「処刑」された曰く付きの地でもあり、そのため各所には十字架が建てられていて信者には巡礼地の1つになっています。そのため、各所に十字架が設置されているというわけです。

準備編

消防士チームの3人は、「YAMAP(やまっぷ)」という登山者専用アプリを使い、事前にルートを調べながら、過去の登山者の情報からヒグマとのバッタリ遭遇が最も危険なため、以下の装備を準備します。

  • 熊避けの鈴
  • ホイッスル
  • 火薬中
  • 刃渡り5cmのナイフ

後に、この刃渡り「5cm」のナイフがこのチームの生死を分ける明暗を左右することとなります。本来であれば、撃退のためのクマスプレーも必須のところなのですが、シフトが合わず買うタイミングを逃してしまったようです。

謎の人が乗っていない車を発見

10月31日の午前7時、大千軒岳の登山口付近の駐車場に到着します。すると、そこには誰も乗っていない車があったそうです。実はこの車、2日前から持ち主が戻らず放置されていた車で、その理由は2日後に判明することになります。

10月の北海道全域は「ヒグマ注意特別期間」で、冬眠前の「ヒグマ」が1年で最も活発になる危険な時期と言えます。

一行は、12時ごろには登頂し、夕方までには下山する予定の計画です。

熊との遭遇、そして突然の死闘のはじまり

午前9時半、Aさん(41歳)は「いざという時はおれのナイフを使うぞ」などと冗談を交えながら、奥二股登山口から4kmほど歩いた急な登り坂の途中、Bさん(41歳)がふと振り返るとゆっくりと歩く体長1.5mほどのヒグマを発見します。気づいた時にはすでに、5mの至近距離まで接近していたそうです。

Bさんは、熊と対峙した状態でゆっくりと後退しながら、AさんとCさんの方へと向かいます。刺激するリスクを考慮し、目は合わせないように注意したと言います。

ところが、Bさんが目をそらしたことが恐れとみなされたのか、強気の熊はどんどん接近、先で待っていた2人も気づき「おーい」などと声をあげながら火薬中を発砲します。しかし、怯む様子もなく熊はBさんめがけて襲い掛かります。

一方、逃げ出したCさん(36歳)は崖から転落してこの舞台から消えます。

襲われたBさんは、噛まれないように両足を突っ張って「ヒグマ」の顎を蹴り上げて抵抗、しかし右太もも、首へと次々に噛みついてくる熊、生きるために必死だったBさんはこの時、不思議と痛みも死の恐怖もなかったようです。持っていた火薬中は破壊されるほどのパワーだったそうです。

この間、わずか10秒ほどの出来事だったと言います。

残されたAさんも参戦し2人の共闘

残されていたAさんは、「ほっといたら死んでしまう。助けよう」という一心で覚悟を決め、ベルトに刺していたナイフを握りしめ、熊に立ち向かっていきました。

瞬時の判断で、熊の急所である右目を狙ってナイフを突き刺そうとしますが、目玉ではなく骨に当たってしまい、そうこうしていると「ヒグマ」は標的をAさんへと変更します。

右の前足でAさんの足を払い、倒れたAさんに覆いかぶさるようにして襲い掛かります。Bさんの時と同様に、足を突っ張って致命傷を回避しようとするAさんですが、同時に熊の右前足の爪が太ももの裏に突き刺さり、焼けるような熱さを覚えたと言います。

そしてAさんは、熊に致命傷を与えるべく大きな賭けにでます。

それまで突っ張っていた足の力を急に緩め、噛みつこうと迫る熊の喉元めがけて無我夢中で首元にナイフを突き刺します。この間、わずか10秒足らずだったそうです。

後退するも、再びゆっくりと近づこうとする熊をAさんは蹴って後退させます。そして、4、5mほど離れた距離でのお互いのにらみ合いに突入、首元にナイフが刺さったままの熊には流血が見られます。

その後、遂に「ヒグマ」は背を向けて逃走します。3人はその場で10分ほど、熊が戻ってこないことを確認してから下山していきました。この時、怖がっても仕方ないので会話を楽しみながら3人は下山したそうで、とても勇敢なことが伺えますね。

放置された車の持ち主が判明

午後7時半、通報を受けた警察は「ヒグマ」捜索のため、大千軒岳へと向かいます。そして、登山口駐車場に放置されていた車を発見し、調べたところ「22歳の北海道大学の学生」であることが判明します。

被害者男性となってしまった北大生の男性は、この2日前の10月29日に「一人で山に行く」と家族や友人に連絡しており、その後は行方不明となっていました。警察が男性の携帯電話に電話をかけますが、呼び出し音はなるものの、反応はありませんでした。

翌日11日1日、ハンターを動員し、ヘリコプターで空からの捜索も開始したところ、午後0時半、北大生と熊の遺体をヘリコプターが上空から発見します。北大生の遺体は、消防団員らが襲われた登山道から50mほど離れた沢で、ヒグマさらにそこから30mほど離れた地点で見つかりました。

発見時の北大生の遺体は、すでに「土饅頭(どまんじゅう)」となっており、熊が捕食したあと、保存食として食料を保管するため草や枝木などを覆い被せたのだと考えられます。遺体は激しく損傷してはいましたが、こうして被害者である北大生は発見されることになりました。

なお、熊は保存食として「土饅頭」にした食料に近づも外敵を異様なほど攻撃してくる習性があります。そのことから、ちょうどこの土饅頭から50mほどの距離を歩いていた消防団員らを襲撃したものと考えられます。

【熊事件】北海道福島町大千軒岳でヒグマに襲われ死亡!消防団員との死闘!

今回は、以下の内容についてお伝えしてきました。

  • 北海道福島町千軒でヒグマに襲われ死亡
  • 消防団員とヒグマの死闘

今回の凄惨な舞台となった「大千軒岳」ですが、地元では「ヒグマ」の多い生息地域として有名で、地元の方でも山菜取りなどする際は、明るいうちに登山口付近に限定して行動をするくらい警戒している場所でもあります。

また、10月の冬眠入り前の栄養を蓄える季節でもあったこと、そして食料を保管していた土饅頭が付近いあったことなど、いくつかの不運が重なるなかで起こった消防団員らによる「大千軒岳ヒグマ事件」でした。被害者男性は遺体となって発見されることとなってしまいましたが、遺体の一部でもご遺族の元へと帰ってこられてよかったと思います。

熊が生息する山に入るときは、くれぐれも一人で入山しないようにしたいものです。実は、わたしも釣りが好きで一人で熊の出る山の中で川釣りをしてきた経験、そして2度ほど「ヒグマ」がすぐ近くに「居た」という経験があります。あの時の緊張感は、他では味わえませんね。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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沼主

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