この記事では次の内容についてお伝えしていきます。
- ストイックすぎる食事メニュー
- アスリートが参考にしたい食生活
石川祐希の食事メニューがストイックすぎる!
トップレベルで活躍するアスリートは違うね!自己管理が徹底してる。海外で活躍、そして日本代表。これこそがトップアスリート!
— 大和(ヤマト) (@yamatoairways) July 20, 2024
男子バレー・石川祐希、イタリアに来てから9年間、食事は同じメニュー「同じものの方が時間もかからない」(スポーツ報知)#Yahooニュースhttps://t.co/Z7VQCnoxCm
いまや日本バレーボール界を代表する、石川祐希選手(28歳)ですが、男子バレーボール選手ならすでに憧れの存在、目指すべき目標、としてもひとつのベンチマークと言えるのではないでしょうか。
ここでは、そんな石川選手を目指すバレーボール選手をはじめ、すべてのアスリートにとって刺激となる、石川選手の“ストイックすぎる食事メニュー”についてお伝えしていきます。
石川祐希選手は、イタリアに来てから9年以上も365日ほぼ毎日同じメニューを口にしています。
料理(自炊)は「好きでやっているわけではない」と語る石川選手ですが、プロスポーツ選手としての高い意識からずっと自炊生活を送っているそうです。
さっそくですが、気になる食事の内容はと言うと
- 朝食
ご飯と目玉焼きにフルーツとヨーグルト、そして冷凍しておいたサラダチキンです。 - 昼食
チームのレストランで摂取する昼食は、基本的にパスタと肉または魚の料理です。 - 夕食
ご飯と野菜が多く入ったスープに肉または魚を焼いたものです。
以上のような、100%完全固定というまさに“ストイックすぎる食事メニュー”になります。
ご飯の量は、目分量など適当によそうのではなく、グラム単位で管理するためクッキングスケールで「465gの白米」を計測するそうです。基本的に味付けは、まさかの「塩と故障」という至ってシンプルなものばかりだそうで、味にはこだわりがないことを明かしています。
そして、味よりもむしろ石川選手がこだわっているのは、必要な栄養素をバランスよく摂取することなんだそうです。
石川選手は「レパートリーは限られますけど、いろんな食材を摂るようにと言われているので、野菜もフルーツもいろんなものを食べるようにしています。バナナ、キウイ、ゴールドキウイ、ブルーベリー、ラズベリー、パイナップル、イチゴ、マンゴー。フルーツって調理しないで食べられるし、ビタミンが豊富だから便利なんですよね。本当は植物性たんぱく質、納豆とか摂りたいですけどイタリアではなかなか難しい。現実的にはプロテインで補うことが多くなりますが、遠征時の昼ご飯に豆があったら摂るようにしています」と語っています。
食事管理を徹底されているアスリートは、よく見かけることもありますが、ここまで100%毎日同じ食事メニューを食べ続けるとか、常人では耐えられないストイックさですよね。人間にとって、食欲は「3大欲求の一つ」なので、それを絶つというのだから、まさにプロ中のプロアスリートとしか言えません。
続いては、石川選手の参考になる食生活についてさらに詳しくお伝えしていきます。他のアスリートが参考になる、石川選手らしいすごすぎる高次元なプロ意識がここでも垣間見えます。
アスリートの参考になる石川祐希の食生活とは!
皆さん、今日の朝食は何をいただきましたか? バレーボール男子日本代表主将の石川祐希選手は、野菜スープを多くいただくそうです。小林悠太記者@yutakoba_sportsが石川選手の食生活に迫りました。朝食、夕食メニュー付きです!https://t.co/0V8vanccRQ #石川祐希
— 芳賀竜也 (@mainichi_haga) August 14, 2023
石川祐希選手は、大学卒業後にシニア代表(プロ入り)として、イタリア・セリエAというトップリーグのステージへと歩みを進めました。そこは世界のトップ選手がひしめき合うプロの世界、当然ながら肉体づくりもプロスポーツ選手としての仕事になるというわけです。
石川祐希の食生活
石川選手は「同じものの方が時間もかからないので、栄養が取れてないってこともない」と語っています。
現在の食生活について石川選手は「ただ(身体が)大きくなっただけじゃなく、食事から徹することで余分な脂肪が増えずにスムーズに、最短で求める身体、大きさに成長できているのを実感します。栄養指導とか食事の改善って言葉だけ聞くと結構きつく感じる人もいますけど、基本的に僕は『こうなりたいならこうしたほうがいいよ』と言われて、自分もそうしたほうがいいと思えばできちゃうタイプなんです。そもそも僕の場合、ストレスになるのはおいしいものが食べられないことじゃなく、栄養がしっかり摂れないことなので、極端な話、毎日同じメニューでもきついと感じることはないです」と、他人からすればあまりにもストイックな発言をしてくれました。
さらに、心身ともに徹底した管理においてこだわっているのが「寝室には携帯電話は持って行かない」ということです。携帯があれば寝る前にいじってしまうし、通知が来たら気になってしまう、朝も携帯触って10分とかの時間がもったいない、という独自のストイックな理由を語ってくれています。
苦手だったトマトを克服した石川流マインド
石川選手は、もともとはトマトが苦手だったようですが、イタリアで自炊するうちに「トマト、食べられるようになっちゃったんですよ」と語ります。
石川選手の食べ物の好き嫌いは、基本的に「味だけ」なんだそうで、トマトも味が嫌いでこれまで避けてきたそうです。しかし、栄養士からは「リコピンやビタミンCが摂れるから食べたほうがいい」と言われ続けてきており、石川選手も「だったら食べたほうがいいよな」と考え、最初はスープに入れて食べ始めたそうです。すると、だんだんとトマトに慣れてきたようで、トマトが入ったサラダもいまでは食べられるようになったそうです。
この食べ物の好き嫌いの克服に対する考え方も、石川選手ならではの独自の解釈と考え方がありました。
石川選手は「苦手って、基本的にマイナスじゃないですか。好き嫌いがなくなればあとは必要なものを摂ってプラスにするだけだし、たとえばそれをプレーに置き換えたら、苦手なプレーをなくせばそれも強みになって、そこからはいいことを極めるしかない。いいところを伸ばすのも1つの考え方ですけど、苦手なものをなくしていくことも、強くなるために必要なんじゃないか、って思うんです」とマイナスをなくせばプラスに変わるというバレーボールに見立てた「石川流マインド」を教えてくれました。
実際に石川選手は、この”トマト”を以前は課題だった”サーブレシーブ”で見事、克服しマイナスをプラスに変えた経験を持っています。
サーブレシーブ(ディフェンス)をしてからスパイク(オフェンス)へと移行する、石川選手に対して敵チームはそれを阻止するために、サーブで執拗にきわどいコースを狙ってくることが多かったらしく、ターゲットにされた石川選手は実際相手にサービスエースを奪われることもあったそうです。
そこで石川選手は「もしも自分と同じ攻撃力を持っている選手がいて、その選手の方がサーブレシーブでも上回れば(石川選手でなく)その選手を起用する確率が増える」、ならばと考え、サーブレシーブの練習に努めた結果、この数年でサーブの威力は増す一方で、明らかに相手チームにサービスエースを奪われる数は減少するというまさに「結果」を出したのでした。
これが、マイナスを克服してプラスへと変換する「石川流マインド」なんですね。
石川祐希が語る他の選手の食生活について
石川祐希選手は、イタリアの他の海外選手の食生活について次のよう教えてくれました。
石川選手「こっち(イタリア)の選手は食事も生活も適当。それこそタバコを吸う選手もいるし、お酒も飲みます。そのわりに『最近ちょっと太ってきたんだよね』とか言うんです。それだけ好きなものだけ食べたらそうなるだろ、と思うんですけど(笑)、僕には関係ないので何も言わない。でも1人の選手として見たら、もったいないなって思いますよね。あと、同じぐらい自分にはチャンスが増えるからラッキーだな、とも思う。僕より背が高い選手が、僕と同じような生活をしたら正直勝負するのはきついですから」と語ってくれました。
正直、このコメントを聞いても本当にストイックで常にバレーボールのことを考えいることが伺えますよね。同時に、物凄く高い競争意識も常に頭の中で働いているということがわかりました。
犠牲と代償
石川祐希選手は、日本と7時間の時差があるイタリアでプロバレーボール選手としてプレーしていますが、プロ選手としての生活は、決して楽なものでも、平坦なものでもありません。
イタリア・セリエAという世界のトップリーグで闘い続けるプレッシャーや、メンタルやフィジカルの両面における管理、そして言葉も文化も異なる地での生活。
石川選手はいまの選手生活の成功と同時に、多くの犠牲と代償を払っていることも自覚しています。
しかし、石川選手はそのことについて「犠牲は払いますよね。でも、受け止め方は人それぞれ違う。僕はやると決めたらやりきる。もっとうまくなりたいし、強くなりたいから、身体にも気を遣う。そこはずっとブレないです」と、実に頼もしくいまの道を突き進む覚悟と一貫した目標について語ってくれています。
石川選手は、本当に頼もしいバレーボール日本代表のキャプテンであり、背中で後輩たちを鼓舞し、良い刺激を与えてくれる、まさに日本を代表するアスリートと言えるのではないでしょうか。
石川祐希の食事がストイックすぎ!アスリートの参考になる食生活!
今回は、以下の内容についてお伝えしてきました。
- ストイックすぎる食事メニュー
- アスリートが参考にしたい食生活
ここまで、石川祐希選手の食事メニューや食生活についてお伝えしてきましたが、石川選手のすごいところは、仕事は仕事や食事は食事という割り切った考え方ではなく、すべてが「バレーボール」に直結しているところです。
しかも、自身の時間管理にまで気を配り、寝る・食べる・学ぶという姿勢を365日、毎日欠かさない「継続する強さとタフネス」を約10年間ずっと維持してきているのですから、もう感嘆の一言です。また、同時に他の選手の食生活にまで気を配り、それを冷静に分析して、自分の成長や成功へとつなげる高いインテリジェンスにも頭が下がりますよね。
これからきっと、日本代表は悲願の「世界ランキング一位」の栄光と、これからの「オリンピック金メダル」の獲得へと、その手を伸ばしていくことでしょう。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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