【アミューズ】タレントが退社する理由!大里洋吉会長と音楽・俳優部門の権力争い!

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【アミューズ】タレントが退社する理由!大里洋吉会長と音楽・俳優部門の権力争い!
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この記事では次の内容についてお伝えしていきます。

  • アミューズのタレントが退社する理由
  • 大里洋吉会長と音楽部門と俳優部門の権力争い
目次

アミューズ所属タレントが退社する理由と他芸能事務所が激怒するワケ!

2021年3月、所属事務所アミューズから俳優の「佐藤健」さん、「神木隆之介」さん、そしてロックバンドの「ONE OK ROCK」がそれぞれ退社を発表、2017年には小出恵介さんによる淫行事件、2020年には三浦春馬さんの自殺など、タレントの退社とトラブルが後を絶たない状況が続いています。

そこでここでは、アミューズ所属タレントが退社する理由、他芸能事務所が激怒するワケについてお伝えしていきたいと思います。

アミューズ所属タレントが退社する理由について

大里洋吉会長の現役引退

まず一つ、アミューズ所属タレントが退社する理由について大きな理由を挙げるとするならば、「大里洋吉会長」の存在と進退というのが、最も大きいと考えられます。

芸能プロ関係者によりますと「所属アーティストとのトラブルの原因として“大里会長の1強時代が長すぎて世代交代がうまくいっていない”というのが大きい」ということを言っています。

大里洋吉会長の存在は、各タレントたちにとって大きかったのだと思います。後述していますが大里会長が現場を離れるようになってから、部門同士(音楽部門と俳優部門)の権力争い、役員のポストを巡る権力争い、それらのしわ寄せが、所属するタレントに来てしまっているという印象を受けました。

俳優部門の空気悪化

アミューズは、小出恵介さんの淫行事件を受け、所属するタレントの私生活に関して、詳しい内容までは不明ですが締め付けを行ったそうです。これに対し佐藤健さんや野村周平さんが反発したと言います。

芸能プロ関係者によると「特に、野村は素行が悪く、現場で目上の人に敬語を使わないなど問題になっていたが、売れていたので誰も注意ができなくなっていた。市毛副社長が説得にあたったがその効果は薄く、2019年から1年間米国留学させたのものその影響があったのではと言われています。そして、俳優部門の空気が悪い最大の理由は、事務所あげての吉沢亮推しです。深夜ドラマしか連ドラ主演経験がない俳優が、いきなり大河ドラマの主演だったことから、若いうちから実績を積み上げてきた、佐藤健や神木隆之介にしたらたまったもんじゃないでしょう」と語っています。

また、キャスティング会社プロデューサーによると「吉沢亮にとって兄貴分だった三浦春馬も、大河ドラマの主演を目標にしていたところで吉沢亮の大河ドラマの主演抜擢!順番を飛ばされた佐藤や神木にしてみれば、吉沢推しが面白いはずがありません」と語っています。

つまりは、先輩俳優を差し置いて、いきなり社内の判断で「順番待ちしていたのに、後輩に抜かされてしまった先輩俳優」という構図が出来上がってしまったということらしいです。また、加えて私生活にまで及ぶ素行の締め付けなど、所属するタレントに対する事務所側の締め付けなど、タレントたちは憤りと苛立ちを抱えるようになっていったのではないでしょうか。

吉沢亮のブレイク

吉沢亮さんは、2009年「アミューズ全国オーディション2009THE PUSH!マン」の特別賞をきっかけに芸能界入り、そこから長らくくすぶるが2017年の映画「銀魂」で注目を浴び、2018年に女性誌「国宝級イケメンランキング1位」を獲得しブレイク!2018年にはNHKテレビ小説「なつぞら」にも出演を果たします。

他芸能事務所が激怒するワケ

昨今、芸能界ではさまざまな人気タレントたちが「独立」を発表したりしていますが、先ほど紹介した「佐藤健」さんと「神木隆之介」さんの独立については、他芸能事務所からアミューズに対して、クレームが寄られているといいます。

佐藤さんと神木さんは、新会社「Co-LaVo」を設立、そこにアミューズは資本(お金)を入れて、代表取締役には千葉伸大常務が就任し、会長にはアミューズの大里洋吉会長が兼任しています。

しかし、他の大手芸能事務所からすると「看板タレントが一斉に独立、その新事務所に資本を入れる」という対応に「アミューズはタレントに甘すぎだ」という激怒の声が挙がっているというのです。理由としては、このようなことをしてしまうと今後、「安易に独立を考えるタレントが続出する」いう懸念があるためということのようです。

これについて、芸能プロ関係者は「確かに、誰もが自由に事務所から独立し、移籍できるようになれば、当然、芸能プロの経営に著しく支障が出ることになる」と語っています。

私的な見解をここで入れさせていただくと、アミューズのように「資金力」のある大手芸能事務所だったら、戦略として「資本提携」する形をとり、株主となり経営権を握る、実質的な「自分たちの会社」という持って行き方もできのでしょう。しかしながら、それが出来ない中規模以下の芸能事務所や、そもそも独立を希望するタレントが「資本注入」を嫌った場合、その戦略は不成立となります。

シンプルな話、他芸能事務所からすれば、「余計な(新しい)入れ知恵をタレントに与えないで欲しい」ということなのではないでしょうか。ダイバーシティが進む現代の芸能界、今回の独立騒動がどのような影響を与えていくのか注目が集まります。

アミューズ大里洋吉会長の存在と音楽部門と俳優部門の権力争い!

大里洋吉会長は芸能界のキャリアの道を歩き、アミューズという大手芸能事務所を築き上げたカリスマ的プロデューサーであり、経営者でもあります。しかし、大里洋吉会長が現場から離れていくに従って社内部門による対立が激化、所属タレントが独立するなど大きな影響を与えていると言われています。

ここからは、アミューズの設立と変遷、大里洋吉会長の略歴、そして音楽部門と俳優部門の権力争いまでまとめてお伝えしていきたいと思います。

アミューズの設立と変遷

株式会社アミューズは、大里洋吉氏が芸能界の老舗渡辺プロから1977年に独立して作った芸能事務所です。300人以上の社員を抱えており、興行会社でもある約900人を抱える吉本興業を除けば最大規模の芸能事務所に成長、東証1部に上場も果たしています。ホリプロや吉本興業もかつては上場していましたが、買い占めの危険性やマネジメント方法に制約を受けることを嫌い、非上場へシフトしました。

スポーツ紙芸能デスクによりますと「大里さんはナベプロの影響力を排除するために、マネジメントするアーティストの音楽出版権の一部を、業界の大物に売却してまで独立資金を確保しました。苦しい船出だったはずですが、そこはナベプロ時代から敏腕で知られた大里さん、独立後も次々とビックアーティストを発掘して、アミューズをあっとう間に軌道に乗せました」と語っています。

現在のアミューズには「音楽部門」、「俳優部門」、そして「バラエティ部門」の3本の柱が存在します。

音楽部門

大里洋吉氏は、独立のきっかけとなった、「原田真二」さんにはじまり、独立翌年の1978年6月にはサザンオールスターズがデビュー、その後も爆風スランプ、ポルノグラフィティ、エレファントカシマシ、Perfume、BABYMETALなど次々とアーティストを送り出していきます。

俳優部門

さらに、福山雅治さんや星野源さんなど俳優も兼ねているアーティストも多く所属するようになり「音楽業界で日本音楽事業者協会(音事協)とともに二大組織を形成する日本音楽制作者連盟(音声蓮)は、アミューズが中心」となるまでに成長することとなります。

1983年には映画業界にも進出、女性陣では映画「アイコ十六歳」でデビューを果たした富田靖子さんをはじめ、深津絵里さん、上野樹里さん、吉高由里子さん、仲里依紗さんなどが並ぶようになります。男性陣では、福山雅治さんを筆頭に、寺脇康文さん、岸谷五朗さん、大泉洋さん、ディーン・フジオカさん、賀来賢人さん、野村周平さんなどが所属するまでになりました。

バラエティ部門

三宅裕司さん率いる「スーパー・エキセントリック・シアター」の貢献度は大きく、三宅さん、小倉久寛さん、寺脇さん、岸谷さん、といった劇団員が、ドラマや映画だけでなく、バラエティー番組やラジオDJなど活動の幅を拾たことで、アミューズは芸能事務所としてだけでなく、制作プロダクションとも成長と成功を収めました。

大里洋吉の略歴

1969年、大里洋吉氏は立教大卒業して大手芸能事務所の渡辺プロに入社後、キャンディーズのマネージャーを務めるなど出世コースに乗る業界の中ではいわゆるキャリア組でした。しかし、社内で徐々に孤立していきながら、資本も受けない完全に独立するという一大決心をします。

こうして、現在の大手芸能事務所「株式会社アミューズ」を創設しました。

資本もなにも受けずに完全なる独立を行うというのは、当時どころか、令和のいまでさえもとても難しいことだと思います。理由は業界内の縦と横の繋がりによる、生存競争とパワーバランスです。

そして、大里洋吉氏はその手腕とカリスマ性で多くのタレントをスカウトし育てていきました。アミューズもスピード成長を果たしていき、大里洋吉氏は社長、会長を経て2008年には相談役名誉会長、2009年には最高顧問に就任しながら、現場から徐々に離れていきました。

その後、2011年に再び会長に再就任しています。この時、大里会長は「事務所経営を次世代に任せ、再びプロデューサーとして新しい挑戦に乗り出そうとしました。しかし2013年に自ら主導して六本木に作った『アミューズ・ミュージカルシアター』が、たった1年で閉鎖、韓流ミュージカルを上演する劇場でしたが、韓流ブールの終焉を読み違えて大きな損害を出してしまいます。

常に時代を先取りしてきた大里会長でしたが、この失敗で「大里会長限界説」が一気に噴き出したそうです。このとき、カリスマ的創業者であり筆頭株主でもある大里会長でしたが、社内のパワーバランスが崩れて組織は混乱に陥っていきます。

音楽部門と俳優部門の権力争い

この、大里会長限界説あたりからアミューズ社内のパワーバランスは崩れ、覇権をかけた権力争いが激化していったと業界関係者は語っています。

ドラマ関係者によると「大里会長という”重し”が外れたことで、音楽部門と俳優部門の権力争いが顕在化したんです。音楽部門はサザンというカリスマの存在でなんとか秩序を保ちましたが、一方の俳優部門は福山(雅治」の人気に陰りが見え、小出(恵介)の淫行事件で機能不全に陥りました。

この事件でアミューズは5億円以上の損害賠償を肩代わりしたという報道もあります。さらに2020年には時期エースになるはずだった三浦春馬が自殺。理由はいまも明らかになっていませんが、看板スターの死を防げなかった管理責任はあまりにも大きいです」と語っています。

新社長就任と俳優部門の立て直し

2019年、当時45歳の若さで中西正樹氏の社長就任が決定しパワーバランスを決定づけます。中西社長はサザンのマネージャーを務めた音楽部門の旗頭だったことが大きな意味を持っていたそうです。

中西社長は俳優部門を立て直すため、長らく俳優部門を仕切っていた当時62歳の市毛るみ子氏を副社長に就任させます。市毛副社長は福山雅治さんの育ての親で、ドラマ、映画界に顔がきき信頼も厚いという理由からの判断でした。

事務所内の混乱が収まらないアミューズに対し、佐藤健さんと神木隆之介さんは見切りをつけて新会社を設立、社長に就任した千葉常務自身も同世代の中西正樹社長に権力闘争で敗れる形となり、実のところ新会社の椅子が用意されたという形となったそうです。

【アミューズ】タレントが退社する理由!大里洋吉会長と音楽・俳優部門の権力争い!

今回は、以下の内容についてお伝えしてきました。

  • アミューズのタレントが退社する理由
  • 大里洋吉会長と音楽部門と俳優部門の権力争い

内容が濃すぎて思ってたより長くなってしまいましたが、アミューズに所属するタレントがなぜ次々と退社するのか、そして社内や部門間の権力争い、については結論として「現場のかじ取り(船長)をする人物、社内または部門内の調和(船)」ということに尽きるのではないでしょうか。

カリスマだった、(船長)大里洋吉会長が現場にいたからこそ船も「安定」して「進み」、(船)アミューズという事務所の統率が取れていたからこそ「安心」して「信頼」する乗組員(タレント)が、乗船し一緒に旅が出来ていたのではないでしょうか。

いずれにせよ、「大里会長の一強」という表現がなくなるよう、一人で無理ならチームで団結してアミューズという船のかじ取りを、大切な乗組員であるタレントさんと一緒にしていってほしいなと願います。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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沼主

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