この記事では次の内容についてお伝えしていきます。
- ドラマの都知事と現職都知事が似ている
- 榛名文江と小池百合子が重なる理由
ドラマ『Believe』の榛名都知事と小池都知事が似ている
黒幕は都知事かな?
— 海賊団A (@IUez3i) June 10, 2024
帝和建設の磯田社長に龍神大橋の暴落を設定させて八雲まで狩山を裏切らせて狩山を陥れ
刑を重くするために狩山の脱獄を林に手引させた 所顔狩山は味方がいて中々捕まらない
それではと帝和建設を切りに
これだら政治家は信用できない😰
狩山の黒幕退治に期待する#BELIEVE pic.twitter.com/utDGs5sSyb
東京都の幹部が14人、神宮外苑再開発を行う三井不動産グループに天下りしていたことが発覚しました。「世界遺産級の価値がある」といわれる明治神宮の外苑を破壊しようという東京都の愚挙の背景には、こうしたカラクリがあります。都民として許せません!都知事選でリセットする必要があります。 pic.twitter.com/cOlEd5g39N
— ミド建築・都市観測所 (@maekawa_net) June 16, 2024
6月17日、朝からX(旧 ツイッター)で「三井不動産」がトレンド入りしたのを読者の皆さんはご存知でしょうか。わたしも気になって調べたのですが、その理由に驚愕しただけではなく、背景像がちょうどいま放送中の木村拓哉さん主演の人気ドラマ『Believe-君にかける橋―』と酷似している気がして、お伝えするために記事にしました。
ここからは、一部ネタバレを含むのでご注意ください
榛名都知事の暗躍
まず、ドラマ『Believe』のあらすじなですが「大手ゼネコン会社(帝和建設)の設計士である狩山陸(木村拓哉)が、とある大きな橋の建設中に橋が崩落するという悲劇の事故に見舞われてしまいます。帝和建設の社長磯田より隠ぺいする提案を受けた狩山は、その責任を一人で背負い懲役1年6カ月の実刑判決を受けて収監されてしまいます。しかし、事件の背景に黒い違和感を感じた狩山は脱走、逃亡犯として真相を追求することにします。狩山が背景を調べるうちにこの事件の先にはなんと、東京都知事がとあるプロジェクトの一環で繋がっていることが発覚します。このプロジェクトというのが、東京都を代表するもので、帝和建設の磯田と狩山の弁護士(秋澤)は、榛名都知事と会合を開き「狩山は何の証拠にも辿り着いておらず暴露の恐れはない」という台詞を都知事に伝え安心させる」というシーンがあります。
ドラマは現在も放送中のため、事件の真相にはまだ辿り着いてはいませんが、明らかにドラマを視聴した方であれば「現職の都知事と橋崩落の事件が、都知事肝いりのプロジェクトと因果関係にある」ということが、見て取れたと思います。
作中では、この橋は意図的に何者かによって崩落されたことがわかっており、それが裏で暗躍する「榛名都知事」の存在と大手ゼネコンである「帝和建設」とのつながりを印象付けました。
続いてはXでトレンド入りした「三井不動産」というキーワードですが、いったい「小池都知事」とどのような因果関係があったのかお伝えしていきます。
小池都知事と三井不動産との蜜月の関係
東京都にある五輪選手村や神宮外苑再開発など大型の都市開発を手掛けるディベロッパー会社である「三井不動産」のグループ2社に、東京都の局長ら「幹部14人」が天下りしていたことが発覚したんです。そして、これらの都市開発事業はどれも「小池都知事の肝いりプロジェクト」であったことから、明らかに「知らなかったでは済まされない“癒着“の根深さ」を感じさせました。
この事が、16日のニュースで報道されたことをうけて翌日17日早朝から、Xで「三井不動産と小池都知事との癒着と天下り」というネタがトレンド入りしたわけです。
なお、天下りは「三井不動産に都市整備局(旧 都市計画局)元局長ら12人、三井不動産レジデンシャルには2名」という人事で行われていました。また、天下り先のポストについては「局長級=特任参与、部課長級=参与、参事」という具合でしっかりと役職も与えられていました。
神様からのお告げなのか密告なのか、あまりにも偶然かつ不自然(東京都知事選最中)なタイミングでこのような大きなインパクトのある話題が出たことに都民ならずとも驚いていることでしょう。
天下りと都知事肝いりの再開発に関する詳しい内容は「しんぶん赤旗」さんの記事がおすすめです。
>>>都幹部14人三井不天下り(しんぶん赤旗より)
ドラマ『Believe』の榛名文江と小池小百合が重なる理由
#びりーぶ 都知事や帝和建設にどんなメリットが???→【自分たちで造ったばかりの橋を、自分たちで破壊する理由??】これ、前回放送でも解明されず。ストーリーの辻褄が合うように考えると「理由」はもう、コレしかなさそう ↓https://t.co/nYAIAWssR0#木村拓哉 #ビリーブ #Believe pic.twitter.com/1TaehyOP1L
— ミズトリヒロユキ (@free_fowls) June 16, 2024
小池都知事が税金を使って「三井不動産の庭」を造ってるのは、日比谷公園だけではありません。こちら都立明治公園の背後にあるのは三井不動産の億ション「ザ•コート神宮外苑」。こんな公園が目の前にあったら不動産は高く売れますよね。都営霞ヶ丘アパートの住人を追い出して造った公園なのですが…。 https://t.co/eopCzRP3Em pic.twitter.com/bCiRYhG0sJ
— ミド建築・都市観測所 (@maekawa_net) May 29, 2024
わたしには、小池百合子都知事と榛名文江都知事があまりにも重なってしまいました。ドラマもニュースもどちらもご覧になっている読者の方も同様かもしれませんが、企業との蜜月の関係という点においては、まさに「東京都知事」が「大手ゼネコン(ディベロッパー)との癒着」という構図があまりに酷似していると思いました。
榛名文江都知事は、(真相はまだ彰名になっていませんが)自身の肝いりのプロジェクトを推し進めるために大手ゼネコン会社である帝和建設と結託して、裏で事件の糸をひいていた可能性が浮上しました。
一方で、小池百合子都知事は、大手ディベロッパーである三井不動産との癒着(報道によって確定事項)によって、自身の肝いりプロジェクトである「神宮外苑再開発」を推し進める傍らで都庁からの人事天下りという事実が浮上しました。
ちなみにですが、五輪選手村用地は三井不動産レジデンシャルを代表企業とする大手不動産11社が近隣地価の9割引きで売却したことをご存知でしょうか?このことについては、住民らが不服とし、損害賠償を求めて控訴しています。また、神宮外苑再開発については樹木を伐採し高層ビルを建設するという内容から、反対の声があがっているのですが、小池百合子都知事は再開発に向けた強硬姿勢を崩していないのが現状となります。
ゼネコン(総合建設業)というのはゼネラル・コントラクター(General Contractor)のことで、一般的には「特定建設業許可を受けた工事業者」ということになります。建設業には許可が必要で、「一般建設業許可」と「特定建設業許可」の2つが存在しますが、一般建設業許可は業種すべての建設工事を受注することができて、工事代金の下請け契約金額制限などもありません。一方で、特定建設業許可は「1件の工事代金が4千万以上、または建築一式工事代金が6千万円以上の工事を下請けに出す場合に必要」な許可になります。
わかりやすく言えば、国や自治事態(東京都など)、民間企業などの発注者から受けた大きな工事を下請けに発注することが可能な企業を「ゼネコン」と言います。
大手ゼネコンの中でも、大林組、鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店はスーパーゼネコンと言われており、ゼネコンから下請業者として仕事を受注する工事業者をサブコンと言います。
ディベロッパー(Developer)というのは、都市開発や再開発(神宮外苑再開発など)、マンション開発(高層ビルなど)、宅地開発、などの大型の土地や物件に伴う開発事業を行う「開発事業者」のことです。ディベロッパーは、開発地や再開発地の企画から開発までを一貫して行います。
大手ディベロッパーには、三井不動産、住友不動産、東急不動産、東京建設、大京、三菱地所、野村不動産、などが挙げられます。これらのディベロッパーはそれぞれが、ビルやマンション建設、都市開発や宅地開発などの幅広い事業を展開してます。
ドラマ『Belive』の都知事がリアルと似ている!榛名文江と小池百合子が重なる理由
今回は、以下の内容についてお伝えしてきました。
- ドラマの都知事と現職都知事が似ている
- 榛名文江と小池百合子が重なる理由
いかがでしょうか、正直この都知事選の最中にこのようなインパクトのあるニュース、しかもそれがリアルタイムで放送中のドラマの内容のキャストと酷似しているのですから、何らかの因果があるとしか考えられないような事態となっています。
いずれにしても、この問題が明るみになったからにはこれまでのすべてのアジェンダと実行施策について、すべて洗いなおしをした方が良いのかもしれません。もし、ドラマのような展開が現実に都知事を中心になされているとするならば、表立った数千万規模の都民支援などは建前として実行する傍らで数千億円規模の工事に絡んだ「糸(意図)」が、何かしらあった可能性もありますからね。
都知事選を前に、このような都民の信頼と期待を裏切る行為を廃絶するためにも、このタイミングで事件が明るみになったことは、幸いだったのかもしれません。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント