【富と権力】ジェフリー・エプスタインの逮捕と起訴!FBIをも動かした事件の結末!

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【富と権力】ジェフリー・エプスタインの逮捕と起訴!FBIをも動かした事件の結末!
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この記事では次のことをお伝えしています。

  • ジェフリー・エプスタインの逮捕と起訴
  • FBIも動かした事件の結末
目次

【ジェフリー・エプスタイン】目に見えない権力との闘い!逮捕と起訴

ジェフリー・エプスタインは絶対的な「富」と「権力」、そして培ってきた「政財界の人脈」を巧みに使い意のままに犯行を繰り返してきました。そして遂に、地元警察によってその犯行が明るみとなり逮捕、起訴へと事件は進展することになるのですが、米国史上でもあり得なかったであろう不可解な出来事がいくつも起こっていきます・・・。
※不快な内容や表現を含むため、予めご了承ください。

最初の通報

2003年、パームビーチ警察署に最初の通報が入ります。

通報してきた近隣住民によると「少女が頻繁に彼の屋敷に出入りしている」という内容でした。通報を受けた警察は注意喚起のために警察を送ったと言います。

しかし、屋敷には3、4人の「事務員を名乗る」大人たちだけしかいませんでした。

捜査のはじまり

2005年3月、親子から電話が入ります。電話を受けたペーガン警官と義母の話の内容は「義理の娘に起きた事件の報告」というものでした。義母は「娘が300ドルの大金を持っていて、パームビーチの男性にマッサージをして気に入られると他のこともさせるのだ。警察は(そのことについて)捜査はしていますか?」という内容の会話でした。

そこで警察ははじめて事件の詳細に触れることとなります。

後日、母娘を警察署へ呼び出し刑事が事情聴取を行いました。刑事は彼らの話に信ぴょう性があると判断し、捜査をはじめることになります。捜査方法は、ジェフリー・エプスタインの邸宅を見張り、出入りする少女について調べるというものでした。

少女ヘザーの供述

被害者である少女ヘザーは当時14歳でした。警察は捜査を「特別捜査班」に任せます。その理由について「一つは犯罪の性質上、そしてもう一つはジェフリーの絶大な権力」にあったと言います。

担当したリカレー刑事はヘザーにマッサージのあと、なにがあったのかと尋ねると、ヘザーは「ジェフリーは自○行為をしていました。気持ちが悪くて早く帰りたかった」と供述しています。

少女の供述によると、邸宅で印象的だったのは「螺旋階段を登って部屋に行くとそこには裸の像や裸の絵ばかりあって不気味だったと言っています。

従業員とのやり取り

2005年、従業員との電話でのやり取りでは、その元従業員は「ジェフリーは女性マッサージ師が好きで、朝晩呼んでいます。あれは個人的な趣味なのだ」と答えています。刑事は「ドアの向こうで何が起きている?」のかと尋ねると、元従業員は「職務上お話しできません」と返答します。

刑事は続けざまに「少女たちの年齢は?」と尋ねると、「あーんー、勘弁願います」と明らかに答えを渋ったように返答しました。

家宅捜索のはじまり

2005年10月20日、捜査開始から7カ月目、遂に家宅捜索令状が出ました。リカレー刑事は家宅捜査の時期だと判断します。しかし、内通者がいたのか、ジェフリ―・エプスタイン本人の姿はありません。そればかりか、家の中は整理されており、パソコンなど重要なものはすでに運び出されていました。しかし、個人情報などの証拠は残されたままでした。そして、警察の家宅捜査から大勢の少女たちの関与が明らかになっていきました。

家宅捜索ではごみ箱に捨てたものまで調べました。その結果、amazonで購入した性奴隷の本のレシートなど多くの証拠がみつかったそうです。少女から伝言が記されたメモも大量に見つかっています。

逮捕と起訴

2006年7月27日、警察は遂にジェフリー・エプスタインを逮捕・起訴しますが、しかし起訴の内容は「1件の買春容疑」だけで、逮捕直後に保釈されました。

逮捕後、ジェフリーは顧問弁護士アラン・ダーショウィッツをはじめとする弁護団をすぐに結成、彼らがまずとった行動は「被害者への嫌がらせや脅迫」でした。弁護団は被害女性らに接近しながら情報収集を開始、被害女性によるとその態度は酷いものだったようで「売春婦呼ばわり」されたと言います。アラン弁護士は検察に、ある少女がドラッグ常習犯であると手紙で報告して、被害者の信頼を失わせる行動をとったりもしたようです。

さらに、パームビーチのある郡の州検事は、「被害者女性の話を信じようとせず金持ちの話を信じる」と言ったそうです。そんなこともあってか、パームビーチ警察署長は「我慢の限界だ!」とし、不適切なサイトの引証を州検察に抗議、ジェフリーは売春教唆に問われ事件はFBIに付託されることになります。一警察署が直接FBIに捜査の依頼を行うというのは米国では極めて珍しいことらしいです。

パームビーチでの被害者女性たちの証言と体験談については「【ジェフリー・エプスタイン】パームビーチ被害者女性の証言!弁護士の見解!」で紹介しています。

弁護士アラン・ダーショウィッツ「顧客だったことを認める」

後の2018年12月、ハーバード・ロー・スクール名誉教授でもある、アラン・ダーショウィッツは「法廷年齢に達している女性からマッサージを受けた」と認めています。いわゆるジェフリー・エプスタインの顧客であったという事実が米ニュースサイト「AXIO」に公開されたのです。

合点がいかないのは、「法廷年齢に達している」という部分の強調と主張であることに、読者の皆さんもお気づきになっているかと思います。

続いては、FBIによる捜査と事件の結末についてご紹介していきます。

【ジェフリー・エプスタイン】FBIも動かした異常な事件の結末

FBIによる本格的な操作が始まると、捜査官たちは被害者少女たちの自宅や職場を訪ねました。

被害者女性のコートニーによると、FBIの報告書を読んだとき、自分が嘘をついて誘った友達の名前がリストにあったことに改めてショックを受け2日間泣き崩れたと語っています。

不可解な捜査と事件の展開

2007年夏、ジェフリー・エプスタインの弁護団はFBIが介入したことでより「重たい罪」が課されることになると推測し、水面下での司法取引を開始します。

そして、事件は妙な進展をみせることになったのです・・・

捜査の進展がないこと、協力しているはずのFBIから何の連絡もないことから、コートニーはブラッド弁護士に相談します。そして相談を受けたブラッド弁護士は米連邦検事に電話をします。

ブラッド弁護士は「ジェフリーが終身刑」になると言われると想像したようなのですが、何か不可解なことが起きている様子でした。知らないうちに隠ぺい工作が進んでいたのです。つまりは、お金・権力・人脈が動いたという事だという風に考えざるを得ませんでした。

あり得ない判決結果

そしてその後、2008年に禁錮18カ月というあまりにも軽い判決が言い渡されています。この時の担当検事は、後にアメリカ合衆国労働長官となるアレクサンダー・アコスタであり、ジェフリー・エプスタインが「児童買春(たった)1件の罪を認めて性犯罪者として登録する見返りに減刑を行い、米連邦レベルでの起訴(重罪)を免れる司法取引が行われた」というのです。

その年の6月に、ジェフリーは郡の刑務所へ禁錮刑で収監されることになります。

しかも、禁錮とは名ばかりでジェフリーがいたのは、刑務所の「個室専用棟」と呼ばれるところで、ドアは常に開けっ放しで、食事も特別なもの、テレビ部屋もあり好きな時に視聴することができたとのだそうです。また、仕事で外に出ることも許されたそうです。ジェフリーは、週に6日間ほど外出し、1日12間ほど仕事していたと語っています。

パームビーチ警察署長によると、通常であれば性犯罪者に外出許可などありません、そう答えています。つまりは、ジェフリー・エプスタインの処遇は異常であり、超法規的措置だったということがわかります。

2009年7月21日、保安官に笑顔で手を振りながらジェフリーは、収監からわずか13カ月で出所したのです。

出所した後も12カ月という保護観察(決めた以外のことはしてはならない)期間があるにもかかわらず、自由にヘリコプターなどで飛び回るなど、ここでも超法規的な行動を示し続けていました。

※アレクサンダー行った司法取引は後に、非難の対象となり2019年7月に労働長官を辞任します。
その後、ジェフリーは自らが所有するカリブ海の島で18歳未満の少女を囲っては性行為の相手をさせていた疑いで、2019年7月に逮捕されるが、それまでのおよそ10年間、何をしていたのかほとんどわかっていません。

事件の結末

ここからは、事件の首謀者である「ジェフリー・エプスタイン」と恋人「ギレーヌ・マクスウェル」らの長きに渡った事件の結末をそれぞれお伝えしていきます。

ジェフリー・エプスタインの最後:謎の死

2019年8月10日、ジェフリー・エプスタインは拘留されていたニューヨーク州の矯正施設内で首を吊り死亡が確認され「自殺」と発表しています。しかし、ジェフリーの遺族や弁護団はこれに異を唱え、10月30日に他殺を示す証拠があると発表しました。実際に、ジェフリーは他の受刑者から脅迫を受けており、身の安全を考慮しより安全な保護拘置できる房に移ったともされていました。

このジェフリー・エプスタインの「死因」については、違和感を覚える不可解な点がいくつもあることから、いまだにそれについては関係者による調査や議論が交わされています。一説には、「ジェフリー・エプスタインは生きている」という陰謀説を唱える人もいます。

ジェフリー・エプスタイン怪死については「ジェフリー・エプスタインが怪死した拘置所と死因!他殺と言われる理由まとめ!」で詳しく紹介しています。

ギレーヌ・マクスウェルの結末:逃亡からの禁固刑

恋人だったギレーヌ・マクスウェルは、児童の性的暴行などに加担した疑いで逮捕状が出されたもののジェフリー死亡のあとに逃亡、しかし翌年2020年7月に潜伏先のニューハンプシャー州の豪邸で逮捕され2021年に起訴、2022年6月にはニューヨーク連邦地裁で禁錮20年の刑が言い渡されました。

ギレーヌ・マクスウェルとの関係性や共犯内容については「【ジェフリー・エプスタイン】少女達を支配したペドフィリアを徹底解説!共犯者で恋人ギレーヌの恐ろしい手口!」で紹介しています。

影響を受けた政財界の大物たち

ニューヨーク市内にあるジェフリー・エプスタイン邸宅では未成年女性らのヌードを含む大量の違法画像がデータとして保管されていました。

ジェフリーの交友関係には多くの政財界の大物たちが存在します。イギリス王室エリザベス女王の次男アンドリュー王子は、ジェフリー邸宅で若い女性と撮影した写真がいくつも見つかったため、王室公務から一時退くことになったり、ヴィクトリアズ・シークレットCEOレス・ウェクスナーも、ジェフリーとのつながりを批判され辞任したりと、その影響は小さいものではありませんでした。

他にもビル・クリントン元大統領、ドナルド・トランプ前大統領、ビル・ゲイツなど超ビックネームたちが、ジェフリー・エプスタインとの交友関係をもっていたことがわかっています。

政財界の大物たちが接待を受けたとされるエプスタイン島については「【ジェフリー・エプスタイン】エプスタイン島事件を解説!リトル・セント・ジェームズ島の不可解な謎!」で紹介しています。

死後に判明した衝撃の事実

2019年8月8日、ジェフリーは死ぬ2日前に「遺書」で財産を「ヴァージン諸島」に移管していたことが判明。

その驚愕の金額は「5億5700万ドル(日本円にして87,347,201,204円(5/31時点))」という莫大なものでした。弁護士らの見解によると、それは「被害者たちへの損害賠償を難しくする目的」があったのだと言われています。

【権力との闘い】ジェフリー・エプスタインの逮捕と起訴!FBIWも動かした事件の結末!

今回は、以下の内容についてお伝えしてきました。

  • ジェフリー・エプスタインの逮捕と起訴
  • FBIも動かした事件の結末

2024年1月3日、世界中を揺るがすパンドラの箱「エプスタイン文書」が公開されました。

事件の詳細が書かれている通称「エプスタイン文書」はこれまで非公開とされてきましたが、ニューヨーク州南部のロレッタ・プレスカ判事が遂に「文書の公開を命令」します。これにより、世界中にいるとされる政財界の大物たちもどよめきました。

エプスタイン文書とは

被害者女性の一人であるバージニア・ジュフリー(原告)は、ギレーヌ・マクスウェルがジェフリー・エプスタインの共犯者であると証言したことに対して「嘘だ」と反論、そしてバージニアはギレーヌを「名誉棄損」で訴え民事訴訟を起こします。この時の「記録」ことが、終始エプスタイン事件に関するものであることから、エプスタイン事件の重要なカギを握る文書「エプスタイン文書」と言われています。

史上最悪の性犯罪にして、史上最も不可解な出来事が多発した事件としても、紹介した「エプスタイン事件」については、世界中で多くの議論や憶測を呼んでいます。一方で、極めて不自然な出来事や不可解な謎が多い事件でもあります。

とても長くなってしまいましたが、エプスタイン事件は、現在なおも生きている凶悪にして史上最大規模の事件であることから、今後も続報が入り次第、更新しながらお届けしたいと思います。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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沼主

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