この記事では、主にこちらの内容について詳しく解説していきます。
- カブトムシ昆虫ゼリーの作り方とメリット!
- カブトムシ昆虫ゼリーを高タンパク配合で産卵&長生きさせよう!
カブトムシが食べる昆虫ゼリーの作り方とメリット!
カブトムシがいっぱい食べて、メスはたくさん産卵して、メスもオスも長生きしてくれる、そんな昆虫ゼリーを一緒に作っていこう!
カブトムシが食べる昆虫ゼリーの作り方
無添加かつ高栄養価(高タンパク)をなるべく意識して材料を吟味したよ。というわけで、今回は卵黄とバナナをベースにした「高タンパク昆虫ゼリー」を作っていこう!
- 水・・・1000cc
- 黒糖(粉末)・・・300g
- 牛乳(なければ水で代用)・・・100cc
- たまご・・・1個から2個(※高タンパク)
- バナナ・・・2本から3本(※エネルギー)
- 粉寒天・・・10gから15g(※多すぎ注意)
- グラニュー糖・・・150g
- 100%フルーツジュース・・・500ccから600cc
- 昆虫ゼリー用の容器・・・プリンカップやゼリーカップなど
※高タンパク・・・昆虫の筋肉や体の構成に必要なアミノ酸を提供
※エネルギー・・・炭水化物は昆虫が活動するエネルギー源
※粉寒天の量・・・多すぎると固すぎて溶けづらくボロボロに
さて、それではさっそく一緒にカブトムシ昆虫ゼリーを作っていこう!
STEP.1:バナナを皮ごと過熟
【重要】最初からとてもたいせつな作業だけとがんばろう!まずは、バナナの皮ごと全体が7割から8割くらい黒くなるまで過熟させよう!ちょうど、果肉がブヨブヨしてペーストになるくらいがベスト。ちなみにですが、バナナを入れすぎると発酵が早く進む原因にもなります。
STEP.2:バナナと卵をミキサー
過熟したバナナを適度な大きさに切って、卵と一緒にミキサーにかけてジュースにするよ。もしも、ミキサーがない場合は、出来るだけ細かくペースト状にすりつぶしながらミックスしよう。
STEP.3:黒糖、グラニュー糖、粉寒天を混ぜる
【重要】続いては、ボールなどに黒糖、粉寒天、グラニュー糖を全部入れてよく混ぜ合わせておこう。この時に大事なのは、粉寒天を入れすぎるとカブトムシが昆虫ゼリーを食べるときに溶かして食べるのが大変になってしまうので、固まりすぎに注意しよう。もしも、粉末の黒糖が無い場合はたいへんだけど、別で溶かしたものを使用してね。
また、この時にダマ(塊)ができたりするから、後々きれいに溶かすことを考えたらダマを潰してできるだけ細かく粉上にしておきたい。※寒天パウダーはメーカーによって凝固具合に違いがあります
STEP.4:鍋で水とジュースを煮沸
少し大きめの鍋に水1000ccと100%フルーツジュースを入れて強火で沸騰させよう。沸騰してきたら、ムラがなくなるようにかき混ぜておこう。
STEP.5:バナナと卵のジュースと牛乳を投入して加熱
先ほど用意したバナナと卵のジュース、そして牛乳を4の鍋に入れて再沸騰直前まで加熱しよう。この時に、バナナの皮の残りなど完全にペースト状になっていないものがある場合、こしてから鍋に入れないと出来上がったゼリーの中に異物として残ってしますので注意しよう。
STEP.6:黒糖と粉寒天とグラニュー糖のミックスを投入して混ぜる
鍋の火力を弱火にして、先ほど用意した黒糖、粉寒天、グラニュー糖のミックスを、鍋に入れてきれいに溶けるまで5分ほどかき混ぜていくよ。鍋の中でムラがなく混じり合ったら出来上がりだ。
STEP.7:容器に注いで冷蔵庫で冷やしたら完成!
【重要】いよいよ完成間近だ!寒天を入れた液体はすぐに固まってしまうので、火は消さずに弱火にしながら作業するよ。用意しておいた容器(プリンカップやゼリーカップ)に火傷しないように注いでいこう。容器に入れたら、冷蔵庫に入れて数時間冷やしてあげれば完成だ!
STEP.8:カブトムシ昆虫ゼリーが完成!
実際に完成した「カブトムシ昆虫ゼリー」がこちら!ぶっちゃけてしまうと、少し寒天の量(20g)が多すぎて固すぎた仕上がりになってしまいました。。。
しっかりと食べてくれてるので、これで安心だね。カブトムシはゼリーを溶かして吸うことで栄養を摂取するんだ!だから、あまりゼリーが固すぎるとボロボロしてしまい、吸うのが難しくなるので注意が必要だよ。
カブトムシ昆虫ゼリーを自分でつくるメリット
昆虫ゼリーを自分で作るメリットは2つ考えられる!
- 大量に作れば節約になる(1個あたりコスト)
- 栄養価を自分で調整できる(配合を変えられる)
カブトムシをたくさん飼育している人ならわかると思うけど、ゼリー代が安くないということ!カブトムシはピーク時だと1匹1個あたりのゼリーを毎日消費するため、ゼリーにかかってくるコストが大きくなってしまうけど、大量に自分で昆虫ゼリーを作ればゼリー代を節約できる。
そして何より楽しいのは、カブトムシが接種する栄養価を自分で調整できること!市販品で納得してない人やもっと高い栄養を与えて、より長生きさせたり、メスにより多く産卵させたり、といった目標を持って作業が楽しめる。
カブトムシの昆虫ゼリーを高タンパク配合で産卵&長生きさせよう!
さてさて、続いては実際にカブトムシの昆虫ゼリーを作るために知っておきたい、それぞれの材料に含まれている「ゼリーに配合する栄養と効果」についての豆知識だよ。
先ほど紹介した材料の中には、色んな栄養がそれぞれ含めているんだけど、それらの栄養がカブトムシあたちにどんな効果があるのかをわかりやすく表でまとめてみたよ。
昆虫ゼリーに含まれる栄養と効果
材料 | 量 | 特徴 | カブトムシへの効果 |
黒糖 (粉末) | 300g | ミネラル豊富、モラセス(糖蜜)風味、エネルギー源 | 糖分からのエネルギー供給、微量ミネラル |
牛乳 (or 水) | 100cc | 水分供給、牛乳使用時はカルシウムとタンパク質 | 水分補給、牛乳であれば追加のタンパク質とカルシウムで甲羅強化 |
たまご | 1-2個 | 高タンパク質、体組織の必需品 | 成長と健康を支援する高タンパク質 |
バナナ | 2-3本 | 炭水化物が高く、天然糖 | 活動的なカブトムシに向けた即時のエネルギー源 |
粉寒天 | 10-15g | ゼリー固め用、過多は固さを増す | 適度な使用でゼリーの構造形成、固さの調節が鍵 |
グラニュー糖 | 150g | 甘味とエネルギーの源(糖分) | 単純な糖分からのエネルギー供給 |
100% フルーツジュース | 500-600cc | 天然の果糖、ビタミン、水分 | ビタミンと水分補給、自然な糖でエネルギー供給 |
さらに、ここからは自分でできる栄養の調整と効果について教えていこう。みんなが自分で昆虫ゼリーを作るんだからもっと効果の高い、オリジナルの昆虫ゼリーを作ってみてね。
カブトムシを長生きさせる
カブトムシを長生きさせるヒント!
- 水分とビタミンの確保:水分不足や栄養不足は寿命を縮める原因になる!そのため、適切な水分とビタミンが必要!
おすすめの材料
- 100% フルーツジュース:天然の糖分とビタミンが豊富で、水分も供給できるから、カブトムシたちの毎日の健康を支えてくれる!
- 牛乳:牛乳含まれるカルシウムとタンパク質がカブトムシの体を強化!
カブトムシの産卵を多くさせる
カブトムシを産卵を多くさせるヒント!
- 高タンパク質:産卵は多くのエネルギーとタンパク質を消費する!特にタンパク質は産卵の質と量は直接的に影響するぞ!
- 十分なエネルギー供給:産卵期のメスには多くのエネルギーが必要なんだ!そのため、エネルギー不足は産卵数の減少を招くことになる!
おすすめの材料
- たまご:高タンパク質で、産卵を支える必要なアミノ酸を提供!
- バナナ:自然な糖分を含み、大切なエネルギーの供給源となる!また、メスにとって産卵期のエネルギー補給につながるよ!
- 黒糖 (粉末):ミネラルと緩やかな糖分がメスの産卵支援に貢献してくれる!
まとめ
以下の表に、目的に対してどの材料をどう調整するかをまとめてみたよ。
目的 | 材料 | 調整ポイント |
長生き | 100% フルーツジュース, 牛乳 (or 水) | ビタミンと水分補給を重視 |
長生き | グラニュー糖, 黒糖 | 低GIの糖源を使用して血糖値の急激な変動を避ける |
産卵促進 | たまご, バナナ, 黒糖 | 高タンパク質と緩やかなエネルギー源を確保 |
これらの材料を適切に組み合わせて、カブトムシの「体調」を整えることで、カブトムシが長生きしてくれて、メスはより多くの産卵をしてくれることにつながるよ。
カブトムシ用昆虫ゼリーの作り方!高タンパクゼリーがお家で出来る必見の材料もあわせて紹介!
今回は、以下の内容について解説してきました。
- カブトムシ昆虫ゼリーの作り方とメリット!
- カブトムシ昆虫ゼリーを高タンパク配合で産卵&長生きさせよう!
ここで紹介したレシピ以外にも、まだまだ色んな材料を使用して昆虫ゼリーを作ることもできると思うから、夏の自由研究として「カブトムシの昆虫ゼリーづくり」はおすすめだよ。
実際に、自分で作った昆虫ゼリーをカブトムシが食べてくれたら嬉しい気持ちになるし、それで長生きしたり、メスが卵を多く生んでくれたりしたら、すごい嬉しいもんね。機会があれば、ぜひみんなもやってみてね!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント