【ジェフリー・エプスタイン】エプスタイン島事件を解説!リトル・セント・ジェームズ島の不可解な謎!

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【ジェフリー・エプスタイン】エプスタイン島事件を解明!リトル・セント・ジェームス島の不可解な謎!
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この記事では次のことをお伝えしています。

  • エプスタイン島で起こった事件
  • リトル・セント・ジェームズ島の不可解な謎
  • 謎の料理人「ジェームズ」と大きな後悔
目次

ジェフリー・エプスタインがエプスタイン島で起こした世界を揺るがす事件

リトル・セント・ジェームズ島は、カリブ海に浮かぶヴァージン諸島の島の1つでジェフリー・エプスタインが2019年の死去まで所有していたプライベートアイランドです。この島は、「罪の島」とも称されていて、「ペドフィリア島」や「乱○島」とも呼ばれています。いまでは、世界的に知られるようなったこの島で行われた出来事や不可解な出来事についてご紹介していきます。
※不快な内容や表現を含むため、予めご了承ください。

この島は10代の少女たちがジェフリー・エプスタインによって、政財界の大物たちとの乱○パーティーに参加させられた場所として悪名を馳せたことから「エプスタイン島」と呼ばれるようになりました。

招かれた客は、ロリータエクスプレスという名の飛行機でやってきて、ヘリコプターで乗り継いでから、島へと向かうようです。隠そうとしない派手なネーミングセンスにも衝撃を受けました。

そして、それ以上の衝撃を受けました・・・。

ジェフリーの顧客名簿によると、あの「クリントン元大統領」やエリザベス女王の次男「アンドリュー王子」ら政財界の超大物たちの名前があったことが公表されたのです。

いったいこの島で何が起こっていたのか、なるべくマイルドにお伝えしたいと思います。

ペドフィリアとは

ペドフィリア(英: pedophilia)とは、成人もしくは思春期後期による児童に対する性的思考を有する精神障害のことです。思春期の子どもへの性的思考はエフェボフィリア(英: ephebophilia)と言います。

エプスタイン島で起こった真実

被害者弁護士によると、この島はジェフリーとその友人によって未成年者に対する最も悪い犯罪の多くが行われた場所だったといいます。裁判所の文書によりますと、当時17歳だったバージニアは、ジェフリーの斡旋によってロンドン、ニューヨーク、リトル・セント・ジェームズ島の3か所で、アンドリュー王子との性○を強制されたと主張しています。

そして、バージニアは衝撃の事実を語っています。

バージニアは「いま思えば彼らの奴隷でした、人身取引もあり、共有されていました。政治家や実業家の立派な人々にです。(ジェフリーに)私が逃げても騒いでも警察は信じないと」言われたと言います。そして、さらにジェフリーは「俺は捕まらない。パームビーチの警察は俺のものだ」と言い放ったと言います。

さらにバージニアから衝撃の事実が告げられます。水遊びをしていたある日のこと、ギレーヌから呼び出され他行言われたというのです「わたしたちの子どもを産んでほしい、子供はわたしたちが引き取るから」と・・・

バージニアは、「マッサージ師の免許を取らせてくれたら子供を産みます」と言うと、すぐにタイ行きの航空券を渡してくれて、これで免許を取っていらっしゃいと言われたそうです。そして、タイのチェンマイでロバートという男性と恋に落ち結婚、一緒にオートとラリアへと逃亡しました。その事実を電話でジェフリーに伝えると、とても起こっていた様子だったと語っています。

パームビーチでの被害者女性たちの証言と体験談については「【ジェフリー・エプスタイン】パームビーチ被害者女性の証言!弁護士の見解!」で紹介しています。

つまり、ジェフリーはこの島を「政財界の大物たちを○接待するパーティー会場」として用意したのです。

そして、それら接待の相手にさせられたのが12歳から18歳の少女たちだったのです。

ジェフリーは、この島を手に入れることや島民たちを味方につけるため、徹底的に準備や対策を進めていったことが、さまざまな方の証言でわかりました。

1999年から2006年初めくらいまで、島にある携帯回線の点検整備士として働いていた元従業員男性によると、100回ほど島へ行った経験があり、当時は島にあった建物を1件1件回ったと言います。元従業員によると「約1カ月置きに来客があり、ほぼ毎回少女がいた」と言います。またある時は、”岩屋”と呼ばれているビーチに行くと、見知らぬ裸の男性と上半身裸の3人の少女がいたそうです。時には、ジェフリーの顧問弁護士であるアラン・ダーショウィッツ、また別の日にはビル・クリントン元大統領とジェフリーが一緒に過ごしていたそうです。

2004年頃、アンドリュー王子がトップレスの少女とプールで前戯をしているところを目撃したとも語っています。

そんなある日のこと、同僚から「なぜここに来たのか、娘はいるのか」という質問に対して「お金のために来た。13歳と15歳の娘がいる」と答えたそうです。すると、彼は「島に連れてこないか?」と勧誘されたと言って、翌日に仕事を辞めたと語ってくれました。

グーグルマップから実際の「リトル・セント・ジェームズ島」をご覧ください。

リトル・セント・ジェームズ島購入と存在した驚きの施設

1998年、ジェフリー・エプスタインはカリブ海に浮かぶ「リトル・セント・ジェームズ島」を購入します(600万ポンド=約12億円で取得したと言われてます)。ジェフリーは、この30ヘクタール(30万㎡=東京ドーム6~7個分)弱の土地に、数百万ドルを投じ茂った森の大半をブルドーザーで破壊し道路や建物を建設していきました。完成した施設には、メインとなる屋敷のほかに、映画館、図書館、ジムに音楽スタジオ、日本風の大浴場まで完備していたそうです。

環境保護庁の開発を妨害

記録によると、野生動物を保護し外来植物の侵入を防ごうと、環境保護庁などが何度も島の開発を制限しようとしたようですが、ことごとく不調に終わっています。環境保護庁からの指摘を受けるたびにジェフリーは、環境規制を回避するため罰金を支払ったり、罰金の代わりに慈善団体に寄付したりしていたりと、何が何でもこの島に関する「開発妨害を阻止」したかったようです。

島の子どもたちの学費を肩代わり

1999年、島で雇われたデータ通信専門家のスティーブ・スカリーによると、ジェフリーは世界中の金融市場を常に監視できるよう、専用の電源を設けて光ファイバーケーブルを張り巡らせて広域データサービスを引き入れるために莫大な資金を投入したといいます。また、ジェフリーは諸島の雇用主や従業員の子どもたちの私立学校の費用を肩代わりもしていたと言います。これは、島中の人たち(特に有力者)を味方にするためだと考えられます。

グレート・セント・ジェームズ島を巧妙な手口で取得

2015年、リトル・セント・ジェームズ島だけでは足りなかったジェフリーは、海峡を挟んだ向かいにあるグレート・セント・ジェームズ島を手に入れようとします。この島は、1970年代からデンマーク人家族が所有しており、リトル・セント・ジェームズ島に比べると2倍以上の65ヘクタール(65万㎡)もの広さを有しています。

しかし、一家はジェフリーの性的人身売買の経歴を理由に、売りたがらなかったといいます。

そこでジェフリーはダミー会社を設立し、真の買い手がドバイの王室とつながりのある裕福なビジネスパーソン「スルタン・アーメド・ビン・スライヘム」であるかのように別人を装います。

結果、2250万ドルで売買契約は成立し、一家は島をブルドーザーが壊し始めたあとになって、労働許可証の記名から真の所有者がジェフリーであることを知ったそうです。

では、名前を使われた本物のスライエムですが、取材に対して「ジェフリーはベンチャー企業に名前を使いたいと言われたが、自分は断った」と側近を通じて回答したそうです。

グーグルマップから実際の「グレート・セント・ジェームズ島」をご覧ください。「リトル・セント・ジェームズ」島と比べると、建物が中心部以外ないことがわかります。

一方で、ジェフリー・エプスタインが最も多くの性犯罪をプライベート行ったのが、フロリダ州ウエスト・パーム・ビーチにある別荘でした。パームビーチでは、恋人であるギレーヌ・マクスウェルとの巧みな共謀で多くの少女が餌食になってしまいます。

ギレーヌ・マクスウェルとの関係性や共犯内容については「【ジェフリー・エプスタイン】少女達を支配したペドフィリアを徹底解説!共犯者で恋人ギレーヌの恐ろしい手口!」で紹介しています。

続いては、ジェフリー・エプスタイン逮捕後に島で起きた「不可解な謎」についてお伝えします。

「エプスタイン島」と呼ばれるリトル・セント・ジェームズ島で起きた不可解な謎

マイアミ・ヘラルド紙の調査報道記者「ジュリー・K・ブラウン」が書いた記事をもとに、ジェフリー・エプスタイン逮捕後、カリブ海の孤島で起きた「不可解な謎」について紹介して行きます。
※全米ベストセラー『ジェフリー・エプスタイン 億万長者の顔をした怪物』(ハーパーコリンズ・ジャパン)より引用とのこと

このエピソードは、男性記者(と思われる)とエミリーという名の女性による取材に基づくものらしく、現地ガイドのアイランド・マイクなる人物も登場します。

ジェフリーの元で働いていた元従業員との出会い

取材記者らはエプスタイン島と呼ばれた「リトル・セント・ジェームズ島」の近く位置する「セント・トーマス島」に到着します。セント・トーマス島は首都「シャーロット・アマリ―」があり、カリブ海クルーズなど観光地として有名な島です。この島から、「リトル・セント・ジェームズ島」までは客船で10分ほどだそうです。

情報通な現地ガイド「アイランド・マイク」が同行し、取材する中で現地カップルと出会います。偶然にもボーイフレンドの方は、ジェフリー・エプスタインが逮捕されたときもまだ雇われていたと言うのです。

そして、ジェフリーに雇われていたという男性は、その時に起きた不可解なことについて語ってくれています。

ジェフリー・エプスタイン逮捕後に起きた不可解な謎

2019年7月6日、ジェフリー・エプスタイン逮捕当時、現地カップルの男性(逮捕直前まで雇われていた)によると「すぐに個人秘書のレスリー・グロフがニューヨークからやってきて、島のカメラシステムを取り外し始めた」と言います。

その秘書はジェフリーのパソコンや大小の箱、オフィスにあった巨大なスチール製金庫もどこかへ運び去さっていったそうです。

しかし不思議なのは、レスリーの広報担当者によるとジェフリー逮捕後にレスリーが島へ行ったことはないし、島にカメラが設置されていることもレスリーは知らなかったと述べていることです。

証言をしたカップルは怖がっており、録音レコーダーのまえでは話そうとはしなかったそうです。また、秘密保持契約を結ばされていたようで違反すれば100万ドルの罰金が科されるとも言っていたようです。

ジェフリーは、こうなることも予想して自身の逮捕後も「徹底した情報封じ」を行うため、島民を味方につけたり、通信回線や監視カメラの設置、従業員との秘密保持契約など、徹底した対策を講じたようです。

また、さらに不思議なことにこの元男性従業員が言うには、FBIが島に上陸した際にはすべての従業員に退去を求められたそうで、「FBIが島に到着したときには島内すべてのカメラがなくなっていた。(FBIが)島の捜索をはじめるまでにあれほど長く時間を空けたことに驚いた」と語っています。」

ジェフリー・エプスタインの逮捕劇と不可解な出来事については「【富と権力】ジェフリー・エプスタインの逮捕と起訴!FBIをも動かした事件の結末!」をご覧ください。

つまりは、FBIが意図的にジェフリーの個人秘書が、カメラを撤去するまでの時間を空けたのち、島の捜索を開始したということなのでしょうか。

ヴァニティ・フェア誌によると、2018年に「○的人身売買に関して」少女を連れてきていたと話す地元民の証言があったようで、ジェフリーの悪事を痛烈に批判する記事を書いています。

また、セント・トーマス島の空港では、未成年と思われる女性たちがジェフリーの自家用機に乗り込む姿がたびたび目撃されていたといいます。滑走路で働いていた地元民はヴァニティ・フェア誌の取材にこう話しています「高校生くらいの女の子たちがいた。とても若く見えた。いつも大学のスウェットシャツを着ていて、ショッピングバッグを持っていた」

一方で、島の警察署長だったウィリアム・ハーベイはジェフリーについて、それが誰であるかさえ知らないと主張したと言います。

謎の料理人「ジェームズ」と大きな後悔

セント・トーマス島に着いた夜、エミリーと記者はアイランド・マイクの力を借りてどうにか2部屋を確保し、町の小さなレストランで料理人ジェームズに会うために出かけます。この「料理人ジェームズ」と名乗る男性とは、記者が事前に島に来る前に「取材の約束」をしていた男性で、メールでのやり取りによると、ジェームズはジェフリー・エプスタインについてよく知っている人物だったと言います。

アイランド・マイクの同行

この待ち合わせに関して、現地ガイドである「アイランド・マイク」は心配なので一緒について来て、レストランの離れた席で見張ると申し出てくれたそうです。

待ち合わせの時間、エミリーは記者に対していつのように質問攻めを行ったと言います。

「その情報源ってどんな人?」
「どうやって知り合ったの?」
「じゃあ、はっきり言って、あなたもその人がどういう人物か知らないわけね?」

いまにして思えば、私はもっと下調べをしておくべきだった。記者はそう後悔を口にしています。

ジェームズを待つ間、記者はフロリダ州選出の上院議員でもあり、ジェフリーのワークリリースと関連してパームビーチの保安官事務所に不正行為がなかったかを再調査するよう指示した一人でもあり、自身が児童虐待のサバイバーでもあるローレン・ブックとやり取りをしていました。

料理人ジェームズとは仕事を終えた後、夜10時頃に合流することになっていました。

料理人ジェームスの正体

ローレン・ブックから届いたメールに、「パームビーチでリック・ブラッドショー保安官にまつわることをほじくるな」という強迫を何度も受けていたことが書かれてありました。ローレン・ブックはフロリダ州の有力者でロビイストのロン・ブックの娘であります。

その場でロン・ブックに直接電話をして詳細を聴いたところ衝撃の事実が判明します。

ロン・ブック「しばらくまえに、ローレンにひどいメールを送りつづけたやつがいて、娘は命の危険すら感じていた。われわれは専門家を雇ってそいつが誰かを突き止めたんだ」と話した後、衝撃が走りました・・・

ロン・ブック「料理人ジェームズと名乗ってた」

記者「料理人ジェームズ?まさか、本当に?」怯えた声を誰にも聞かれないように、記者はレストランの外に出ました。

まさにその名前の人物がエミリーと私に会うためにここに来ようとしているとロンに伝えます。

ロン・ブック「すぐ逃げろ」

記者は席に戻り、料理人ジェームズのメールアドレスを自分のメール履歴のなかで検索しました。

そして記者はまたしても衝撃を受けます、「信じられない。この人物は、私がエプスタインの記事を書くよりずっとまえの2016年から50回以上も私にメールを送ってきていた。最初は私の刑務所シリーズについてだった。彼はフロリダ州のスワニー矯正施設の元受刑者で、身に覚えのない性犯罪で25カ月服役させられたと主張している」ということが判明。

あまりに衝撃的過ぎる事実と身内とのつながりにきっと、記者は強い身の危険を感じたと思います。

その後、約束の10時をだいぶ過ぎても誰も記者たちを探しに来なったようで、その席で会計を済ませていたそうです。すると、中東から来たという男性2人が現れ記者らをじっと見ながらカウンターに座りました。

セント・トーマス島の住民ならだれでも知っているアイランド・マイクも彼らのことはわからず、怪しいと判断したのか、記者らに「退出するよう身振りで促した」と言います。記者らが立ち上がるのを見て男2人は先にすっと出ていったそうですが、アイランド・マイクが機転をきかせてタバコを吸っていた彼らに交じって3人で雑談を始めたそうです。

その後、ホテルに戻った記者は疲れ果ててしまい、寝間着に着替えてベッドに倒れ込み爆睡してしまったそうです。記者は夜中に電話が鳴ったことも、エミリーがドアをノックしたのもきづかなかったそうです。というのも、ジェフリー・エプスタインがニューヨークの拘置所の房で意識不明になっているところ発見されたとNBCが報じていたからでした。

記者らは、翌朝目が覚めて携帯電話に「大量の新着メッセージ」を見た瞬間、リトル・セント・ジェームズ島へ渡るのは「無理だ」と悟ったそうです。

【ジェフリー・エプスタイン】エプスタイン島事件を解明!リトル・セント・ジェームズ島の不可解な謎!

今回は、以下の内容についてお伝えしてきました。

  • エプスタイン島で起こった事件
  • リトル・セント・ジェームズ島の不可解な謎
  • 謎の料理人「ジェームズ」と大きな後悔

いかがでしょうか?実に不可解な謎の多いエピソードばかりだったと思います。別の記事で取り上げたいと思いますが、FBIの捜査についても不可解な司法取引をはじめとする、事件の進展をみせることになったことから、「正義の不在」を疑わざる得ないというのが感想でした。

読者の皆さんもお察しの通り、すべての一連の出来事は「何か」の「誰か」の意図的に画策された「モノ」であるという可能性が状況証拠や証言からも伺えるのではないでしょうか。その後に不自然な死を遂げた、ジェフリー・エプスタインの最後についても、多くの謎が残されています。

ジェフリー・エプスタイン怪死については「ジェフリー・エプスタインが怪死した拘置所と死因!他殺と言われる理由まとめ!」で詳しく紹介しています。



それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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沼主

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